[III-190] 近接トンネル掘削時における周辺地山挙動に関する報告
キーワード:近接トンネル、低土被り、FEM解析、長尺鋼管先受け工、地中傾斜計
上下線2本のトンネルを計画する際、制約条件等により近接トンネルとして設計計画・施工せざるを得ない場合がある。既設トンネルの側部に近接したトンネルを施工する場合、既設トンネル周辺のグランドアーチが損なわれ、既設トンネルは新設トンネル側に引っ張られるように変位することが一般的である。しかし、地山強度の小さい好間トンネル施工において長尺鋼管先受け工により新設トンネルの周辺地山を補強して掘削した際には、一般的な挙動とは異なる動きを確認した。これは、長尺鋼管先受け工により形成された改良体と支保工に全土被り荷重が作用したことで新設トンネルを縦方向に押しつぶし、横方向に広げたことが要因の一つと考えられる。
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