令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の挙動/地盤の安定性評価

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 III-2 (幸町北4号館 412講義室)

座長:海野 寿康(宇都宮大学)

[III-201] 土のせん断が植生の生体電位に与える影響

*田代 直樹1、古川 全太郎1、笠間 清伸1、八尋 裕一1 (1. 九州大学)

キーワード:植生、一面せん断試験、生体電位

植物根系は地盤のせん断強度特性に大きな影響を与え、自然の斜面地盤における表層崩壊の抑制に深く関与しており、昨今の土木工事においても植物根系による斜面工が多く適用されるなど、地球環境保全への配慮等の面でも植物根系による表層崩壊抑止機能の活躍が期待される.本研究では、植生を有する土の供試体を用いて一面せん断試験を実施し、植生の密度と地盤のせん断特性の関係を調べた.また、せん断中の植生の生体電位を測定し、フーリエ解析を行い、せん断時に現れる生体反応を調査した.試験の結果、植生密度が増加すると供試体の強度定数が増加した.また、せん断中の生体電位の形状は最大せん断応力が発現した後に変化が生じた.

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