令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤防災/斜面 (5)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 III-4 (幸町北4号館 415講義室)

座長:小田 和広(大阪産業大学)

[III-226] 施工時の詳細記録のない旧タイプアンカーのり面の健全性評価事例

*秋山 康之1、酒井 俊典2、佐藤 正俊1 (1. 中部電力、2. 三重大学大学院)

キーワード:グラウンドアンカー、のり面、リフトオフ試験、定着時緊張力

グラウンドアンカー工が施工されたのり面では、アンカー全体でのり面の安定性を保持しているため、一部少数のアンカーに不具合が見られてものり面の安定性に大きな影響を及ぼさないと考えられる。このようなアンカーのり面の健全性評価には定着時緊張力等の施工時の詳細な記録が必要となるが、特に施工年度の古い旧タイプアンカーの場合、施工時の詳細な記録が不足している場合が多い。本報告では、リフトオフ試験により計測したアンカーの残存引張り力、施工時の工事記録および使用されたアンカー材料を基に仮定した緊張力の諸元を用いて、施工時の詳細な記録がない旧タイプアンカーのり面の健全性を評価した事例を紹介する。

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