[III-233] 高速道路のり面における平成30年7月豪雨時の変位計測と土中水分計測結果の考察
キーワード:表層崩壊、体積含水率、常時観測、RTK-GNSS
近年の異常気象により土砂災害が頻発している。当研究グループでは,降雨強度と地盤の透水性および変形の関係に着目し,擬似飽和という考え方を用いて,表層崩壊の危険性を評価するための研究を進めてきた。また一方で,この崩壊の危険性を未然に検知するための常時観測システム(newron)の開発を進めてきた。本論では平成30年7月豪雨時の計測事例を示すとともに,のり面内部の水分状況について擬似飽和という考え方を基に考察を行った。その結果,これまで模型斜面実験でのみ確認されていた擬似飽和現象を捉えることができ,また擬似飽和の考え方から地下水位の上昇過程についても把握できることを確認した。
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