地盤材料・一般／土質安定処理・地盤改良 (5)

[III-236] 製鋼スラグを混合した浚渫土の水中投入後の勾配と強度の関係

*加藤 卓彦¹、根木 貴史²、南 正治²、樋口 晃²、廣岡 明彦³、春日井 康夫⁴、渡部 耕平⁴、片桐 雅明¹、橋爪 秀夫⁵ (1. 株式会社 日建設計シビル、2. 国土交通省九州地方整備局、3. 九州工業大学、4. 沿岸技術研究センター、5. 株式会社　ジオデザイン)

キーワード：浚渫土、のり勾配、せん断強さ、改質材、模型実験

カルシア改質土（以下，改質土）を裏込め材とする場合には，水中に投入した改質土がどのような勾配となるかを確認する必要がある。その基礎研究として，高さ50cmの水中に改質土を投入して，堆積した土砂の勾配と改質の強度の相関性を確認した。また，水中に投入したものと同じ改質土を準備してベーン強度を所定の経過時間ごとに行った。
　以前行った実験結果と併せて，投入時のベーン強度と堆積した土砂の勾配の関係を整理したところ，非常に狭い範囲に４点が集まり，勾配は強度に依存していることを確認した。