令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (6)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:永尾 浩一(佐藤工業)

[III-247] 砂杭打設時の載荷履歴が液状化強度特性に及ぼす影響

*武田 尚也1、原田 健二1、矢部 浩史1、中出 雄也1、古関 潤一2 (1. 不動テトラ、2. 東京大学大学院)

キーワード:稲城砂、液状化特性、中空ねじりせん断試験

これまでサンドコンパクションパイルなどの締固め工法において、地盤に与えるひずみ履歴が液状化強度に及ぼす影響が研究されてきた.昨年の発表では豊浦砂を用いて,砂杭施工時に作用するせん断履歴を室内試験で模擬して,その後に非排水せん断時の挙動を確認した.本論文では,稲城砂を用いて同様に行った試験の概要と,特にひずみ履歴載荷時の挙動を豊浦砂と比較した結果を述べる.砂杭履歴載荷で膨張挙動が卓越するケースでは液状化強度が減少する傾向が見られた.また,両材料ともにサイクル数の増加に伴い,収縮挙動が多くなり液状化強度が増加する傾向が見られた.

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