土留め

[III-252] A study of a horizontal subgrade reaction based on pressuremeter test in borehole results due to draceded excavation

*吉川 登代子¹、吉田 晋¹、山田 孝弘¹、猿渡 隆史¹、丸山 達彦²、稲垣 祐輔³ (1. JR西日本、2. 錢高組、3. 地域地盤環境研究所)

Keywords:pressuremeter test in borehole, soft ground, coefficient of horizontal subgrade reaction

軟弱な沖積粘性土層が広がっている開削トンネル工事において，掘削中に土留め壁水平変位が設計値を上回る報告があり，JR東海道線支線地下化工事においても同じ挙動を示した．これは，軟弱な沖積粘性土層における地盤反力係数が土留め壁変位量が大きくなる深度において小さくなったことが原因の１つであると考察した．地盤反力係数は土留め壁変位量に依存して非線形性を有することが知られているが，土留め掘削側地盤における具体的なメカニズムは未解明である．
本研究では，軟弱粘性土地盤における土留め壁の変形挙動を適切に予測することを目的に，掘削側地盤において変形係数を直接確認できる孔内水平載荷試験を実施し，その結果を分析した．