[III-254] 高剛性鋼製壁体の床版接合部の構造性能評価
キーワード:地下壁、鋼製壁、直線形鋼矢板、床版接合部、実大実験、骨組解析
市街地での壁体の構築では施工スペース・施工時間に制約を受けることが多々ある.著者らは,その制約に対応すべく高剛性鋼製壁体の開発に取り組み,本設壁として利用する場合に必要となる床版接合部の基本構造を確立するために,実大サイズ実験による構造性能評価と非線形骨組み解析による接合部の剛域設定検討を実施した.その結果,提案した高剛性鋼製壁体の床板接合部では,RC床版主筋の壁体内への曲げ定着が接合部の耐力および変形性能に及ぼす影響は小さいことを確認した.また非線形骨組解析では,接合部の剛域設定はハンチ部全域を剛域とせず,床版厚および壁厚に応じて剛域を設定することで耐力を安全側に評価できることを確認した.
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