令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土留め

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:篠田 昌弘(防衛大学校)

[III-255] 高剛性鋼製土留め壁の軟弱地盤への適用実績

*吉田 吉孝1、草野 孝三1、豊島 径2、松井 延行2 (1. 西松建設株式会社、2. 日本製鉄株式会社)

キーワード:ハット形鋼矢板、土留め壁引き抜き、高耐力鋼製壁、ハット+H工法、効率的な施工、鋼材重量低減

シンガポール地下鉄トムソン・イーストコースト線Gardens By The Bay駅構築に伴い,エントランス部を含む全ての土留め壁にRC地中連続壁の打設を計画していた.工事入手後,2か所のエントランス(土留め壁平面延長約360m)が将来開発区域内に位置することが判明し,工事竣工前に土留め壁を全て撤去する必要が生じた.そのため,引抜き可能な鋼製土留め壁としてハット形鋼矢板にI形鋼を溶接し一体化させた高剛性な鋼製土留め壁(ハット+H工法)を提案した.都市部での需要が予想される撤去可能な土留め壁として,ハット+H工法の施工実績について,本論文にて報告する。

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