[III-256] 空積み石積壁に関する新たな補強工法の提案
キーワード:背面注入、耐震補強、切土、石積壁、空積
JR東日本では、首都直下地震に備えた耐震補強対策として、切土構造物の耐震補強を進めている。既設石積壁が空積の場合は、石積と栗石層が一体化されておらず、石積壁前面にRC補強等を行う必要がある。その場合、線路設備の大規模な支障移転等により施工が困難となるため、それに代わる工法として、石積背面への注入工を検討している。これまでの研究結果より、注入材として可塑性グラウトが適していることを確認しており、今回、自立性地山の前面に構築された石積壁を想定した各種実証試験を実施した結果、背面注入工により空積石積と栗石層の一体性を確保できることや地山補強材と併用することで耐震性能を満足できることが分かった。
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