[III-264] 空洞を含む建築基礎岩盤の支持層確認における削孔検層の適用事例
キーワード:建築基礎、空洞、削孔検層
第四紀の玄武岩などの溶岩には,空洞や脆弱部が含まれることが多い.このような岩盤上に独立基礎の建築物を建設する場合,各々の柱の基礎直下にそれらの弱部が分布しないことを確認する必要がある.しかし,レーダー探査などの物理探査は精度に限界があり,ボーリング調査は直接確認できる点で確実であるが,柱の数が200を超えるような大規模建築物の場合,すべての柱位置で実施するのはコストや工期の面で大きな負担となる.そこで,ボーリング調査による地質状況の把握と,削孔検層による支持層確認を組み合わせることで,比較的低コストかつ短期間に全柱位置の支持層深度を確実に決定することができたため,事例として紹介する.
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