[III-270] 中国自動車道 冠山トンネル(上り線)路面隆起対策工に関する報告
キーワード:盤ぶくれ、インバート、対面通行
NATM工法により施工した、1990年供用開始の中国自動車道 冠山トンネル(上り線)において、盤ぶくれが発生した。盤ぶくれは粘板岩破砕帯の位置で発生しており、隆起量は150mm程度である。盤ぶくれの対策工としてインバート施工を採用することとした。供用中の高速道路トンネルにおけるインバートの新設は、底盤部を掘削する工事となるため、通行止め等の交通運用計画の策定が重要であるが、下り線を対面通行化することにより全幅一括施工を可能とした。本稿は、対策を実施するにあたり検討した施工計画及び施工時の留意点等をまとめたものである。
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