[III-280] 超高強度吹付けコンクリートの大土被りトンネルへの適用性検討
キーワード：3次元掘削解析、吹付けコンクリート、超高強度、弾性係数
大土被りで低強度の地山にトンネルを掘削する場合，大きな変位や支保工の破壊に対応するため，多重支保工や導坑先進工法などにより対策が行われてきたが，これらの対策は工程の長期化や工費の増大を免れない．超高強度吹付けコンクリートは、従来のものと比較して高い強度を有していることから新たな対策として有効であると考えられる．本稿では，吹付けコンクリートの若材齢における剛性変化を考慮した3次元掘削解析により，超高強度吹付けコンクリートの従来のものに対する優位性やさらなる適用範囲拡大に対する方策を示すとともに2次元解析で取り扱う際の等価弾性係数に対する考察を述べる．
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