[III-289] 膨潤性地山を貫く鉄道トンネルで発生した盤膨れについて
キーワード:トンネル、盤膨れ、維持管理
1981年頃から盤膨れが確認されている鉄道トンネルが存在する.対策工検討にあたり,内空変位計測や地質調査結果の整理と合わせ,当該箇所の試掘調査を実施した.当該トンネルでは鉛直方向の内空変位の測定を行っており,盤膨れが確認されている地点では測定開始以降縮小が継続している.また,盤膨れが発生している地点は,図面ではインバートが設置されている区間であったが,掘削調査より,盤膨れが発生している地点ではインバートは図面通りに設置されていなかった.今後ボーリング調査を行い,盤膨れに影響している地質の深さや範囲を明らかにし,対策工の検討を深度化していく.
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