[III-297] 高地圧トンネルにおけるフレキシブル支保部材の変形特性評価および解析による適用性検討
キーワード:高地圧トンネル、フレキシブル支保部材、変形制御支保、応力ひずみ関係、掘削解析
海外では、高地圧トンネルの施工において、支保にかかる応力を低減させるため地山の変形を許容し変形を制御する変形制御型支保工を用いる事例がみられる。吹付けコンクリートにおいては、スリット部を設け変形制御特性を持つフレキシブル支保部材を挟む方法があり、スリット部に挟む部材の探索を進めている。今回、積水化学工業のガラス長繊維強化プラスチック発泡体に着目し、本部材の変形特性を確認した。一軸圧縮強度試験より変形制御特性が確認されたので、FLAC解析を用いて本部材を挟んだ吹付けコンクリートのシミュレーションを行った。その結果、フレキシブル支保部材を挟むことで吹付けコンクリートの応力が低減することが分かった。
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