[III-307] 定圧一面せん断試験によるマイカ混合砂の定常状態の評価
キーワード:一面せん断、密度、定常状態、せん断帯
一面せん断試験は三軸圧縮試験等より低コストだが変形が不均一な為せん断帯密度を直接測定できない.この問題を解決し砂の定常状態における拘束圧と密度の関係を求めることを目的とし研究を行った.本研究は特に圧縮性の大きな砂を実験対象として密度の拘束圧依存性を明確に観察することを試みる.供試体全体体積Va密度ρa,せん断帯体積Vb密度ρb,それ以外の密度は初期値ρcと仮定する.ρcと定常状態におけるVa(ρa−ρc)の関係は,切片が定常状態密度ρb,傾き−1/Vbの直線となる.結果,拘束圧が異なっても近似線の傾きはほぼ同一となった.本試験で得られた定常状態線は,他試験のものよりも下に位置した.
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