[III-325] 凍結試験から飽和細粒土の工学的性質を検討する基礎的研究
飽和細粒土は土粒子と間隙水のみから構成されている.土粒子表面に近い間隙水の状態は土粒子の表面力の影響を強く受けている.したがって,細粒土の間隙水は土の表面力の影響を受ける吸着水と影響を受けない自由水に大別される.しかし,土粒子表面からの距離に応じて吸着力が弱くなるため,それらの境界は明確ではない.一方,凍結試験を行うと土質に応じて氷点 下において液体状態で存在する間隙水の量が異なることは古くから知られていた.そこで,従来は不凍水量を測定することで細粒土の工学的性質との関係を検討してきた.本研究では細粒土の間隙水量の測定を載荷状態で行い,工学的性質との関係を明らかにする.
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。