[III-439] 一般廃棄物からのカルシウム溶出を抑制する技術の検討
キーワード:最終処分場、カルシウム、炭酸養生、リン酸イオン、溶出試験
我が国の最終処分場で埋立処分される一般廃棄物の内,焼却残渣(焼却主灰や焼却飛灰が主体)の比率は大きく,特に近年では全体のおよそ70%と顕著である.そのため浸出水中の無機塩類の高濃度化が起こり,特にカルシウムによるスケールトラブルが増加している.カルシウムスケールが処分場の集排水管などに析出することで排水能力が低下し,結果として廃棄物の安定化が遅れる事態へとつながる.こうした事態を未然に防ぐために,筆者らは廃棄物そのものにカルシウムを固定化する技術の検討を行っている.本検討では,二酸化炭素養生やリン酸イオンを用いてカルシウム固定化効果の実現性を見出したので,その結果を報告する.
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