[III-442] 微粒フェロニッケルスラグの土工材料としての有効利用に関する研究(その1)室内非水浸CBR特性に関する検討
微粒フェロニッケルスラグ(BFNS)を用いた室内非水浸CBR試験を行い,砂質ロームによる既往試験結果と比較した.その結果,BFNSは砂質ロームよりも同一間隙比,飽和度で優れたCBR特性を示し,CBR値がピーク値となる飽和度が高いことが分かった.また,BFNS粒子の顕微鏡観察を行った結果,粒子表面に無数の微細で鋭利な凹凸がみられた.これはサクション計測結果と煮沸時間による土粒子密度の変化と関係があると思われ,BFNSの高いCBR値が粒子間に働くサクションの影響を受けていることが推察された.今後,サクションのコンターを作成し,厳密な検討を行うとともに,水浸CBR試験による強度評価を行う予定である.
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