廃棄物・リサイクル (2)

[III-443] 微粒フェロニッケルスラグの土工材料としての有効利用に関する研究（その２）
汎用土工機械による現場転圧特性に関する検討

*安田 智弘¹、館農 昇¹、石黒 健²、建山 和由³、横山 隆明³、蜂谷 興起³ (1. 日本冶金工業、2. 前田建設工業、3. 立命館大学)

キーワード：フェロニッケルスラグ、現場転圧試験、コーン指数、地盤反力係数、キャスポル、FWD

微粒フェロニッケルスラグを土工材料の有効利用をする際の参考データを収集する目的で、汎用土工機械を用いて現場転圧試験を実施した。一般的な土質材料と同様、転圧回数の増加に伴い地表面沈下や乾燥密度が増加収斂した。コーン指数はダンプトラック走行可能値を転圧早期においてクリアし、微粒フェロニッケルスラグが軟弱地盤上等の重機走行性確保の目的で十分に使用可能と判断された。尚、振動ローラ等の転圧機械であれば、より高い剛性が確保可能となる。また、簡易なキャスポルを実施し、Ia値とCBRや地盤反力係数との高い相関式を得た。本相関式を用いて現場転圧地盤の締固め状況を現地確認することも可能となる。