令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

廃棄物・リサイクル (2)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 III-3 (幸町北4号館 413講義室)

座長:伊藤 圭二郎(鹿島建設株式会社 技術研究所)

[III-444] 微粒フェロニッケルスラグの土工材料としての有効利用に関する研究 (その3) 現地造成地盤の諸物性に関する検討

*石黒 健1、館農  昇2、安田 智弘2、建山 和由3、横山  隆明3、蜂谷 興起3 (1. 前田建設工業株式会社、2. 日本冶金工業株式会社、3. 立命館大学)

キーワード:微粒フェロニッケルスラグ、現場締固め、現地計測、コーン指数、CBR、K30

(その2)に引き続き、BFNSを土工材料として有効利用する際の参考データを収集する目的で、幾つかの現地造成地盤の諸物性を計測した。4種類の地盤の強度(コーン指数やN値、CBR等)は、造成方法により異なる密度・含水比状態に対応した値を取っており、適切な転圧管理を行うことにより、造成地盤として十分な物性を確保可能であることが明らかとなった。なお、陸上堆積場とSL広場は造成後数年から20年以上が経過しているが、これら経年地盤には表層付近において特徴的な強度の増加が認められ,そのメカニズムの解明は今後の課題として残されている。

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