地盤の動的挙動 (2)

[III-45] Effect of input wave on the relationship between normalized accumulated dissipation energy and excess pore water pressure

*山本 昌徳¹、井澤 淳¹、神澤 拓¹、小島 謙一¹ (1. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

Keywords:normalized accumulated dissipation energy, excess pore water pressure

近年、エネルギーに基づく液状化判定法の優位性が示されており、早期の設計実務への適用も検討されている。この場合、液状化発生の有無だけでなく、高架橋や土構造物の設計に必要となる地盤強度・剛性の低下や発生する過剰間隙水圧の算定も必要となる。本稿では、正規化累積損失エネルギーと過剰間隙水圧の関係に与える入力ひずみ振幅や規則波・不規則波の影響について考察を行った。その結果、累積損失エネルギーにひずみ振幅依存性があることを示した。また、適切な値で正規化した累積損失エネルギーと過剰間隙水圧比の関係は、入力ひずみ振幅や規則波・不規則波の違いによらず、一様性があることを示した。