令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

フィルダム

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 III-3 (幸町北4号館 413講義室)

座長:原 忠(高知大学)

[III-459] 小石原川ダムを対象とした土水連成弾塑性FEM解析(その1)-情報化施工への適用-

*宇津野 衞1、澤田 叔宏4、大野 進太郎1、藤崎 勝利2、小林 弘明3、坂本 博紀5、曽田 英揮6 (1. 鹿島建設 土木設計本部、2. 鹿島建設 技術研究所、3. 鹿島建設 小石原川ダム本体建設工事事務所、4. リテックエンジニアリング 設計本部、5. 水資源機構 朝倉総合事務所、6. 水資源機構 総合技術センター)

キーワード:ロックフィルダム、土水連成弾塑性FEM、情報化施工

小石原川ダムは,堤体の盛立は22.5ヶ月という短期間で施工することが計画されいる.高速盛立のため,盛立期間中に間隙水圧の消散が不十分となることで,堤体の安定性に影響を及ぼす可能性のあることが懸念された.そのため,施工前あるいは施工中に,計画されている盛立速度に対して間隙水圧の発生量及び堤体の力学挙動を土水連成弾塑性FEMで予測・評価し,事前に堤体の安定性が確保されていることを確認することとした.情報化施工は,①盛立前,②盛立中,③盛立後の3段階で実施することとした.盛立前~盛立中における解析検証を通してコア内の間隙水圧挙動に対し非常に高い予測精度を実現し,堤体の盛立速度の決定に貢献した.

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