令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の動的挙動 (2)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 III-2 (幸町北4号館 412講義室)

座長:仙頭 紀明(日本大学)

[III-47] 既設小規模構造物を対象とした排水性格子状改良の液状化対策効果

*中谷 一貴1、森河 由紀弘1、前田 健一1、佐藤 智範1 (1. 名古屋工業大学)

キーワード:液状化対策、振動台実験、格子状改良、排水工法

既設住宅にも適用可能な経済性,施工性の優れた液状化対策の開発が急務となっており,液状化の発生は許容した小規模な格子状地盤改良による液状化被害の低減方法を提案している.そこで,本研究では従来の難透水性の改良体ではなく,排水性の高い改良体を用いた対策について,2次元振動台実験により改良体の排水性が液状化地盤に及ぼす影響を検討し,その結果をもとに排水性格子状改良が液状化対策に及ぼす影響について検討した.検討の結果,排水性改良体付近では,深度が深くなるにつれて広がるように低流動化領域が形成され,格子状改良内で低流動化領域が形成されることによりボトルネック効果が得られ,構造物の沈下量を大きく抑制できる.

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