令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤防災/リスクマネジメント

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 III-4 (幸町北4号館 415講義室)

座長:山中 光一(日本大学)

[III-480] 超過外力を考慮した河川堤防の設計体系の構築へ向けた基礎研究

*矢沢 大夢1、大竹 雄2 (1. 新潟大学大学院、2. 新潟大学)

キーワード:河川堤防、性能設計、信頼性、リスクマネジメント

近年,国内外の土木構造物において,仕様規定から性能規定が進められている。河川堤防は,幾度となく洪水に見舞われ,その度に,経験的に,逐次的に設計基準を設けてきた。そのため,性能設計のような包括的な設計はを意識されていない。特に河川堤防は,自然公物であるため,耐力評価が難しく,構造物として信頼性が低いことが考えられる。実際,我が国は,毎年のように設計外力(HWL)を超える外力により,洪水リスクに晒されている。そのため,超過外力に対しても致命的な状況に陥らないような設計が求められている。本研究は,破壊モードの中でも特に不確実性の大きいパイピング破壊に着目し,感度分析(不確実性の定量化)を行なった。

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