[III-481] 地震動及び常時微動の振幅に関する非ガウス性の基礎的検討
キーワード：安定分布、ガウス分布
様々な問題に対してガウス分布や対数正規分布を仮定してきた．ガウス分布で予測していた現象が低頻度の特性も含めて実現象と一致しているのかは重要な問題である．安定分布のパラメタαは 0より大きく2以下の数値をとり，ガウス分布はα=2，コーシー分布ではα=1となり，それぞれ安定分布の特別な場合として位置づけることができる．基礎研究として地盤で計測した常時微動や東北地方太平洋沖地震の加速度時刻歴の振幅特性のパラメタαについて検討を行い，おおよそガウス分布に近い特性を示していることを示した．さらに様々なデータについてその確率分布の裾野部分の特性を調べる予定である．
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