Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第III部門

地盤防災/安全性・信頼性

Thu. Sep 5, 2019 12:40 PM - 2:10 PM III-4 (幸町北4号館 415講義室)

座長:大竹 雄(新潟大学)

[III-487] Fandamental study on tensile strength characteristics of gabion steel wire mesh

*中澤 博志1、栗原 裕之2、中村 有志3、末次 大輔4、原 忠5 (1. 国立研究開発法人防災科学技術研究所、2. 栗原建材産業、3. 三立産業、4. 宮崎大学、5. 高知大学)

Keywords:Gabion, Steel wire mesh, Tensile strength, Deformation characteristics, Anisotropy

蛇籠を用いた土構造物の利点は,簡易な構造かつ工費・工期ともに優れている点である.過去の地震被害調査では変形を許容するものの,崩壊に至らないケースが確認され,中詰め材である石に対する鉄線の拘束効果が高いことが実証されている.しかし,その利点については単純構造であるが故,感覚的に理解されているが設計手法が未整備であり,国内における積極的な利活用や恒久的な構造物としての建設に至ってないのが現状である.蛇籠を用いた構造物の設計手法構築にあたり,鉄筋金網そのものの変形メカニズムを詳細に把握する必要があると考え,本研究では,第一歩として金網の引張試験を実施し,その強度および変形特性の把握を試みた.

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