[III-496] 地盤モデルの違いによる神田川沿いの谷底低地の地震応答特性
キーワード:谷底低地、地震応答解析、三次元グリッドモデル
東京の中心部には樹枝状に谷底低地が発達し,国の重要構造物や商業施設が密集している。1923年の関東大震災の際には,埋設管の破損や木造構造物の倒壊といった被害が谷底低地沿いに多発した。これは谷底低地に堆積する高有機質土や沖積粘土による地震動の増幅や,沖積層基底が不整形なことによる影響と考えられている。本研究では,神田川沿いの谷底低地に対し,ボーリングデータ,全国電子地盤図,三次元グリッドモデルの3種類の地盤情報から地震応答解析を実施し,地盤モデルの作成方法の違いが地震応答に与える影響について検討を行った。その結果,用いる地盤モデルによって,応答の増幅箇所が異なる傾向が捉えられた。
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