地盤材料・一般／土質安定処理・地盤改良 (7)

[III-503] 一次元模型地盤を用いた高吸水性ポリマーの地盤注入特性および遮水機能について

*北村 真歩¹、赤木 寛一¹、水原 祐哉¹、石黒 健²、足立 有史³ (1. 早稲田大学大学院、2. 前田建設工業（株）、3. （株）安藤・間)

キーワード：高吸水性ポリマー、遮水壁、地盤改良、注入試験、透水試験、強熱減量試験

地下掘削用山留壁として多用されるソイルセメント地中連続壁は、工事完了後も永久構造物として残り続ける。そのため、地下水の流動を阻害し、周辺環境を破壊する恐れがある。本研究は、既往の高吸水性ポリマーによる掘削用安定液の技術を応用した、分離材による透水性回復が可能な山留壁の工法の開発を目標としている。本稿では、一次元模型地盤を作成し、ポリマー溶液の注入試験・透水試験・強熱減量試験を実施して、注入状況・遮水性能・ポリマー充填率を調査した。その結果から現場施工性の効率性・経済性・品質確保の観点からポリマー溶液の最適配合を検討した。