令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (7)

2019年9月5日(木) 08:40 〜 10:10 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:安井 利彰(前田建設工業)

[III-504] 細粒分含有率が異なる地盤における薬液浸透領域の可視化

*竹花 和浩1、高野 大樹2、高橋 英紀2 (1. 株式会社ジオデザイン、2. 港湾空港技術研究所)

キーワード:透明土、薬液浸透、可視化

近年,多くの港湾・空港設備において将来予測される巨大地震への対策として液状化対策工が進められている.既設構造物近傍へ地盤改良を施す場合,薬液注入による地盤改良工法が用いられる場合が多い.薬液注入工法は,液状化が予測される地盤に対して,恒久薬液を低圧注入し,土の骨格構造を壊すことなく地盤を低強度固化する工法である.近年は,細粒分含有率が高い地盤への注入や,不均質地盤への注入など適用範囲の拡大が期待されている.本稿では,不均質地盤への薬液浸透領域を透明土を用いた模型実験にて可視化し,細粒分含有率の違いや細粒分が分布する領域の違いが薬液の浸透に及ぼす影響を調べた.

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