地盤材料・一般／土質安定処理・地盤改良 (7)

[III-505] Relationship between grain size and strength of soil improved by permeation grouting

*石塚 幸太郎¹、齋藤 和寿²、秋本 哲平³、仙頭 紀明¹ (1. 日本大学工学部、2. 日本大学大学院、3. 五洋建設株式会社)

Keywords:liquefaction, Permeation grouting, Grain size, Specific surface, Glass beads, Unconfined compression strength

近年，甚大な液状化被害が度々発生している．液状化対策として浸透固化処理工法を用いる場合，礫地盤に薬液注入すると所定の強度が発現し難いことが報告されている．加えて，粒径の違いが強度発現に及ぼす影響については未だ十分に解明されてない．本研究では，粒径が強度に与える影響を明らかにすることを目的として，粒径の異なる均等粒度のガラスビーズを用いて，同一の間隙比及び飽和度条件で改良土を作製した．その後，一軸圧縮試験を行い，比表面積S_mと一軸圧縮強さq_uの関係について考察を行った．その結果，間隙比が同じでも，粒径が大きいほど一軸圧縮強さq_uは低くなることが明らかとなった．