[III-51] 降雨遮水が盛土の耐震性能に及ぼす影響評価を目的とした模型振動台実験
キーワード：耐震、降雨、盛土、地山補強材、不飽和土
既設鉄道盛土の耐震診断では，安定・変形計算で用いる内部摩擦角や粘着力を，飽和状態での三軸圧縮試験により評価している．そのため，盛土の耐震性能を安全側に評価できるものの，耐震補強における地山補強材の打設長が長くなる可能性がある．一方，降雨に対する盛土への浸透防止のためのり面工が施工されることが多い．この内，のり面を被覆するものは盛土内部を不飽和状態に保つことに寄与し，盛土全体の耐震性能向上に資することが期待される．本研究では，のり面から浸透する降雨を遮水した場合の盛土の地震時挙動を把握することを目的として，のり面に遮水シートを有する盛土模型を構築し，降雨散水を行いながら振動台実験を実施した．
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。