[III-512] カルシア改質土で造成された土構造物の破壊メカニズム及び安定性評価に関する遠心模型実験
キーワード:遠心模型実験、カルシア改質土、浚渫土
近年、港湾では航路の増深や航路維持により大量の浚渫土が発生しており、処理が問題となっており、浚渫土の活用技術としてカルシア改質材を混合したカルシア改質土の開発が進められている。そこで、本研究では所定の形状の改質土の破壊メカニズムを検討し、破壊時の安定性を評価するための諸量を求めることを目的とし、遠心模型実験を行った結果、初期の固化が進んでいない状態であれば、クラックが拡大し、流動的に破壊が進行する。一方、固化が進んだ状態であれば、粘着成分の増加により、盛土内に多数のクラックが発生するもののブロック的に崩壊することがわかった。また、両者とも安定性を円弧すべり計算で評価できるものと考えられる。
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