地盤材料・一般／土質安定処理・地盤改良 (8)

[III-513] フライアッシュと埋め土からなる発生土を用いた流動化処理土の現場製造

*松井 秀岳¹、石井 裕泰¹、野上 卓¹、小川 智孝²、大石 俊広² (1. 大成建設、2. 中部電力)

キーワード：流動化処理土、シリンダーフロー、一軸圧縮強さ、施工管理

流動化処理土の製造では，使用する発生土に対して事前の配合試験で適切な泥水密度を定め，これを管理値として所定品質を確保する。しかしながら，本報が対象とする火力発電所の更新工事では，旧発電所用地の埋立地盤から得る多様な発生土の流動化処理土への活用が必要であった。同課題に関する事前の配合検討結果（前報）に基づき，現場製造時の簡易試験によって発生土の流動化処理土への使用可否を判断し，必要に応じて特性の異なる他の発生土を混合する工程を取り入れることで，追加の配合検討なく，先行施工2,000m³，本施工7,000m³の製造・施工を完遂した。前報の続編として，本施工結果の詳細を報告する。