令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の性能評価

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:石藏 良平(九州大学)

[III-514] 礫材空隙への可塑状グラウト充填による改良体の強度特性ーその1:改良体評価の課題と実験概要

*合田 和哉1、和田 眞郷1、伊藤 輝1、小笠原 哲也2、三枝 弘幸3 (1. 東洋建設、2. 五洋建設、3. 東亜建設工業)

キーワード:捨石マウンド、固化改良、増深、可塑状グラウト、強度特性

既設重力式係船岸の捨石マウンドの一部を注入・固化することで,法線位置を変更せずに増深を可能とする工法が提案されており,可塑状グラウトを用いることで施工が可能であることが確認されている.今回は設計や施工に資するためのより詳細なデータを取得する目的で,充填不足,捨石とグラウト材の付着力不足,未充填部の捨石接触点での応力集中,潮汐履歴や地震荷重等の繰返し載荷の各条件における強度や耐久性を評価するため,一軸圧縮試験,三軸試験,割裂引張強度試験を実施した.ここでは各条件再現のための供試体作成方法と基本礫材の三軸CD試験結果を示した.なお,各ケースの試験結果については以降の論文において示す.

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