[III-519] X線CT画像解析に基づく土のマクロスケール力学特性評価へ向けた基礎研究
キーワード:X線CT、画像解析、ミクロスケール、間隙率
従来の土質力学では,マクロスケールのパラメータを用いることにより土の力学特性を評価してきた.しかし本来土はミクロスケールの幾何学的関係が変形・強度特性に大きな影響を与えると考えられる.著者らは,X線CT画像を用いることによりミクロスケールの物理とミクロスケールの空間的な“ゆらぎ”に基づいた力学特性のモデル化を目指している.本研究では,X線CT画像から入手可能なミクロスケールのパラメータのうち,間隙率に着目した.結果として間隙率は正規分布に従い、パッチサイズによらず平均がほぼ一定であること、空間分布に異方性があること、空間的なゆらぎが材料の形状と組み合わせにより発生する可能性が示された.
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