[III-522] 地中空洞周りの波動伝播特性に関する個別要素法解析
キーワード:弾性波伝播、個別要素法解析、地中空洞、動的計測
地盤中の地層構造を認識するために弾性波試験による方法が多く用いられているが、空洞の存在が検知できない例が報告されている。著者らが実施した模型実験では空洞の存在による弾性波速度、および通過周波数帯域の低減を確認した。しかし、それらの要因は明らかではない。そこで本研究では、模型実験の状況を考慮した個別要素法を用いて空洞周辺における波動伝播特性について検討した。その結果、地中空洞近傍では波動伝播特性が大きく影響を受けることが示唆された。空洞直上で弾性波を発生させた場合、空洞天端位置で反射することが確認された。また、空洞位置で回折し深部まで伝達する波の高周波成分は減衰する傾向を確認した。
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