[III-524] 不飽和化工法における現位置地盤の飽和度モニタリングについて
キーワード:モニタリング、飽和度、ADR土壌水分計、不飽和化工法
近年,液状化対策として不飽和化工法が環境面や経済性等から注目されている.不飽和化工法において液状化強度比は飽和度と密接な関係があり,液状化強度比の推定の際に飽和度の測定誤差が大きな影響を及ぼすため,現地盤の飽和度を精度良く把握し,維持管理することが極めて重要となる.太田らはADR土壌水分計を用いることで,3 %以内の精度で体積含水率を測定できることを示した.しかし,ADR土壌水分計を現位置に設置する方法が確立されていない.本稿ではADR土壌水分計を現位置のボーリング孔底を想定した塩ビ管を用いた室内実験により,試作した孔底設置冶具の適用性と設置後の体積含水率の経時的な測定結果について述べる.
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