[III-525] トンネル掘削ずり盛土における原位置不飽和透水試験
キーワード:原位置不飽和透水試験、掘削ずり盛土、降雨試験
近年,建設発生土や排水に含まれる自然由来の重金属類による環境汚染の問題が増加している.岩手県の押角トンネルの工事で発生した自然由来の重金属類を含む掘削ずりの盛土ではベントナイト混合土によって完全な封じ込めを実施したが,同時に排水暗渠を敷設して浸出水の処理も行っている.このような盛土の封じ込めを評価するためには,浸出水の不飽和浸透特性を把握することが重要である.現地では,キャッピング前に表層での原位置不飽和透水試験を行った.人工的な注水試験と自然降雨条件での不飽和透水試験の結果から注水流量による不飽和特性の差違が明らかになった.今後は現地の掘削ずりを用いたカラム試験で検証して行きたい.
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