令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

現場計測 (1)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:杉本 知史(長崎大学)

[III-528] 軟弱地盤上に建設された土木構造物の維持管理

*細井 学1、矢内 崇史1 (1. 東日本旅客鉄道)

キーワード:広域地盤沈下、路盤陥没、ボックスカルバート構造、衛星画像解析

武蔵野線の一部区間では沖積層が厚く堆積している区間があり、そこでは近年路盤陥没が発生している。原因を調査した結果、広域地盤沈下が関係していることがわかった。同区間には陥没発生箇所と同様の構造物が多数あり、類似箇所を抽出するために陥没発生に影響がある要因を整理した。その結果、沖積層が厚く堆積し、近傍にため池等が存在する箇所で路盤陥没が発生していることがわかった。また同区間で衛星画像解析により地表面沈下量を解析した結果、路盤陥没が発生している箇所に比較的大きな沈下量を確認した。路盤陥没発生に影響する要因と地表面沈下量の結果を重ね合わせることが類似箇所抽出に有効であることを確認した。

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