[III-53] おもりを用いた環境振動の伝播経路対策に関する模型実験 -おもりの質量と低減効果の関係-
キーワード:伝播経路対策、おもり、建設作業振動、模型実験
環境振動に係る苦情件数で最も多いのは建設作業振動であり,例年,全体の6割前後を占めている.加えて,この振動の対策のうち,伝播経路における実用的手法は確立されていない.本報は,振動伝播経路上におもりを設置する手法に関して,加振方法を変更して振動数と低減効果の関係をより詳細に検討するとともに,おもりの質量による影響を検討した結果について報告する.実験結果より,定性的な傾向として,おもり質量が増加するに連れて低減効果が増加していることがわかった.また,おもり設置後に位相の変化が認められ,おもりの設置により振動伝播媒体の応力分布に変化が生じ,それにともなってインピーダンスが変化した可能性が示唆された.
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