不飽和土

[III-543] Classification of triaxial compression test conditions on partially saturated sand based on relationship between microscopic characteristics and macroscopic responses

*木戸 隆之祐¹、肥後 陽介¹ (1. 京都大学大学院工学研究科)

Keywords:partially saturated sand, triaxial compression test, capillary bridge, curvature of pore water, strength evaluation, drained condition for water

道路や鉄道における盛土の強度を三軸圧縮試験で評価する場合，試験技術の簡便さ等の理由からその多くは飽和土を用いるが，不飽和土に比べせん断強度が低い傾向があるため，過度に安全側な評価となり得る．盛土の強度評価は不飽和土の三軸圧縮試験を行うのがより適切であり，その方法を確立するには不飽和土の強度特性，変形メカニズムを解明することが重要である．本研究では，不飽和砂の三軸圧縮試験にX線マイクロCTを適用して土粒子・水・空気の微視構造変化を解明し，それらの巨視的応答とのリンクを調べてきた．本稿ではその関係に基づき，砂質盛土を例に，含水状態に応じた不飽和砂の三軸圧縮試験条件を分類した結果を示す．