令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

圧縮・圧密

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:梅崎 建夫(信州大学)

[III-551] 真空圧密工法で超軟弱地盤上に建設した高速道路盛土の周辺地盤変位と残留沈下

*澤野 幸輝1、松崎 孝汰1、小田 勇介2、中徳 基哉2、千坂 俊治2、長尾 和之2 (1. 株式会社ネクスコ・エンジニアリング東北、2. 東日本高速道路株式会社)

キーワード:盛土、軟弱地盤、真空圧密工法、沈下、残留沈下

深度100mまで基盤岩が確認できず,非常に軟らかい高有機質土・粘土および緩い砂質土が厚く堆積する軟弱地盤帯を真空圧密工法で地盤改良し,高速道路盛土の構築を行った.本稿では,動態観測結果に基づき,本工事による周辺地盤の沈下・範囲と供用開始後10年間の残留沈下予測についてまとめた.また,それらについて無処理地盤で同様な施工を行った場合の推定値との比較を行い,地盤改良工による周辺地盤の変形抑制および残留沈下量の低減の効果検証を行った.その結果,本工事では真空圧密工法および地盤改良範囲外周にセメント改良工を行うことで,無処理地盤上での工事と比べ周辺地盤変形範囲や残留沈下量を概ね1/3まで抑制できた.

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