令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

数値解析

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:高山 裕介(日本原子力研究開発機構)

[III-554] 間隙水の慣性の影響を考慮した高透水性土の動的即時沈下解析

*豊田 智大1、野田 利弘1 (1. 名古屋大学)

キーワード:u-w-p formulation、水~土骨格連成解析、高透水性、有限変形、有限要素法、即時沈下

飽和土の水~土骨格連成解析手法は,間隙水の静的浸透を仮定した近似解法であるu-p formulationにより定式化されることが多い.著者らは,この仮定を導入しない厳密解法としてのu-w-p formulationに基づく解析手法を新たに開発してきた.昨年度の報告では,本定式化の有効性を示すとともに,ダルシー減衰の効かない高透水性土の圧密沈下問題において解かれる減衰振動現象について考察した.本稿では,u-w-p formulationを用いた高透水性即時沈下解析の初期において特異な水圧変動が観測されうることを示すとともに,この数値解析上の現象を1次元モデルを用いて解釈する.

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