[III-555] 時間並列計算手法を用いた地下水流動シミュレーションの高速化
キーワード:地下水流動シミュレーション、時間並列化計算、Parareal、TOUGH2
超並列計算機を効率よく使用するために、各部分領域の計算を複数のCPUで並列処理する並列計算手法の研究開発がすすめられてきた。大規模な数値シミュレーションにおいては、空間領域をCPU毎に分割し処理する空間領域分割法が多くの場合用いられている。一方、中~小規模の問題(数10万~数100万自由度)を多くの時間ステップで解くニーズも存在する。このような問題に対しては、空間領域の並列計算に加えて、時間方向にも並列化する(時間並列計算)手法が提案されている。本報では、時間並列計算手法を地下水流動シミュレーションへ実装しその適用性を検証した。その結果として、計算時間を最大約10倍高速化できることが分かった。
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