Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第III部門

維持・補修

Thu. Sep 5, 2019 2:25 PM - 3:55 PM III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:西岡 英俊(鉄道総合技術研究所)

[III-559] Consideration About Rerationship Between Decrease of Tensile Load of Ground Anchor and Geological Conditions

*山崎 充1、中井 義政2、酒井 俊典3 (1. 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋、2. 中日本高速道路、3. 三重大学大学院)

Keywords:Ground Anchor, Tensile Load, Geological Conditions, Maintenance

アンカーの緊張力は,一般に時間の経過とともに徐々に低下するとされ,残存する緊張力(残存引張り力)は,維持管理段階のアンカーの健全度を評価する目安となっている.一方,アンカーが施工される地盤の地質条件は様々で,長期に渡る緊張力の低下量は,地質条件により異なることが考えられる.本報では,施工後最大で約40年を経過した複数の法面を対象に,アンカーの残存引張り力と,それを施工した地盤(火成岩,堆積岩,変成岩)の岩級区分との関係から,緊張力の低下と地質条件の関係を検討した.その結果,長期間における緊張力の低下は,良好な岩盤で小さく,亀裂や風化の進行に伴い大きくなることが明らかになった.

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