令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

透水・浸透 (3)

2019年9月3日(火) 14:55 〜 16:25 III-3 (幸町北4号館 413講義室)

座長:竹下 祐二(岡山大学)

[III-74] 重力探査による越前大野盆地の地下水賦存量の推定に関する研究

*新田 真也1、楠見 晴重1 (1. 関西大学)

キーワード:大野盆地、重力探査、基盤構造、地下水、地下水賦存量、3次元地質構造

福井県大野市(大野盆地)が本研究の対象地域である。大野盆地は地下水に恵まれており、この地下水は、大野市民が生活を送る上で欠かすことのできないものである。しかし、未だにこの地下水賦存量は把握されておらず、この先数十、数百年と利用し続けていくためには、地下水賦存量を推定する必要がある。本研究では、重力探査による解析結果を用いて、帯水層の構造を3次元でモデル化し、地下水賦存量の推定を行う。その結果、大野盆地の地下水賦存量は36.57億m³と推定され、琵琶湖の水量に対し、概ね13.3%の値であることが判明した。

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