透水・浸透 (4)

[III-79] comparision of hydraulic conductivity of bentonite by the falling head hydraulic conductivity test method

*貞松 暁大¹、伊藤 大知¹、市川 雄太¹、小峯 秀雄¹、後藤 茂¹、王 海龍¹、関口 高志²、北原 慎也² (1. 早稲田大学、2. 戸田建設)

Keywords:bentonite, hydraulic conductivity, radioactive waste disposal, falling head conductivity test

高レベル放射性廃棄物の地層処分における緩衝材の材料として低透水性を有するベントナイトの使用が検討されている．低透水性を確認する上で，ベントナイト系緩衝材の透水係数を精度よく，かつ，比較的短時間で測定することは，非常に重要である．本研究では，ベントナイト配合率30 %と100 %の供試体の透水係数の測定を変水位透水試験装置により実施し，どちらも10^-13のオーダーの透水係数が測定された．この結果は，大きな透水圧を作用させたため，浸透力により供試体が変形し，透水係数が小さく測定された可能性がある．今後は透水圧の許容値を測定し，適正な差圧の設定を行い，透水係数を測定する必要がある．