令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

交通調査

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 IV-2 (幸町北4号館 432講義室)

座長:日下部 貴彦(東京大学)

[IV-122] 豪雪地帯における除雪車ログデータを用いた除雪費用推計モデルの提案

*三皷 快1、伊藤 史子2、西尾 尚子2 (1. 東日本高速道路株式会社、2. 首都大学東京)

キーワード:除雪車、GPS、ロジスティック回帰分析、重回帰分析、分析モデル、降雪地域

本研究では、降雪により自動車交通に大きな影響を受けている豪雪地帯において、除雪車の走行ログデータをもとに、除雪費用の推定のため、速度による除雪有無判別モデルと道路条件や周辺環境による除雪回数推定モデルの2つのモデルを提案した。除雪有無判別モデルでは、除雪車の種類ごとに各地点での走行速度から除雪作業の有無を判別し、除雪回数推定モデルでは、道路条件や沿線の住宅密度、主要施設の近傍か否かから各路線での除雪回数の推定を実施する。2つのモデルにより、どの路線でどれだけの除雪費用がかかっているかを推定することができ、より効率的な除雪路線の決定に役立てられると考えられる。

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