令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第IV部門

避難行動・計画 (2)

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 IV-2 (幸町北4号館 432講義室)

座長:中居 楓子(名古屋工業大学)

[IV-134] 大規模水害の情報提供効果に関する分析-避難行動要支援者,時間経過を考慮して-

*長木 雄大1、森崎 裕磨1、藤生 慎1、髙山 純一1 (1. 金沢大学)

キーワード:避難タイミング、情報提供、大規模水害、避難行動要支援者

近年,日本で頻発する大規模災害において,避難行動要支援者の被害が甚大である.水害時において被害が拡大する前の早期避難が実現すれば人的被害を大幅に軽減することが可能である.そこで本分析では,現在の面的かつ同時に提供される避難情報法で課題となる,避難により多くの時間を必要とする避難行動要支援者への対応を考慮するため,身体状況や地域特性に着目し,町字ごとに細分化された新たな避難情報提供法による人的被害の軽減を目的とする.本分析を通じて,石川県小松市を流れる一級河川である梯川の「河口より5km左岸地点」で氾濫した際の被災実態と,情報提供を変化させることによる町字別の影響が明らかとなった

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